きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

保育士デビューしました。

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仕事が「労働」から「学習」「体験」に変化しているフィールドが増えてきています。スキマバイトアプリ「タイミー」はそんなニーズを満たすサービスでしょうか。

5年前に取得した保育士資格を活用して、タイミーで保育士デビューしました。

最初の感想は「新鮮」。

初めてこどもたちのフロアに足を踏み入れたら、取り囲まれて「先生、名前は?」、いきなり「先生」です。さらに「わたしの名前、◯◯っていうの!」って凄いエネルギー。人生の初期、みんなこんなにアクティブなんだ!と再発見。

個性もさまざま。僕は人を類型で分ける考え方は好みませんでしたが、少し軌道修正します。嗜好、感覚、表し方、受け止め方、気性、実にさまざま。

十数年ぶりでおむつ替えも。紙おむつですが。

僕はスキマ時間なので新鮮でしたが、仕事としては、命の見守り業務。これを日々続けておられる現場の方には、頭が下がります。保育や幼児教育は国の根幹ですね。

 

今年の桜🌸

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きずなメール事業の参考になる「不可能を可能にした実例」2つ~読書メモ「人生を逆転する学校: 情熱こそが人を動かす」

「不可能を可能にした実例」は、人を励ましてくれます。この本に、きずなメール事業に直結する例が2つあったので、共有します。

著者は、町の塾から一代で、幼稚園から大学までの教育ネットワーク「星槎グループ」を作った宮澤保夫氏。なぜそんなことができたのか知りたくて読みました。

不可能を可能にした実例① 法文解釈

「学校を作る」のは並大抵でありません。手続きだけでも、大臣や知事の認可で時間がかかります。でも著者は、急ぎたい。1981年のこの頃、著者が作る学校を必要としている子どもたちが大勢いました。そこで頭を捻り、法文の独自解釈に活路を見出します。

学校教育法45条(現55条)〔定時制通信制の技能教育〕
高等学校の定時制の課程に在学する生徒が、技能教育のために施設で当該施設の所在地の都道府県の教育委員会のしていするものにおいて教育を受けているときは、校長は、文部科学大臣の定めることにより、当該施設における学習を当該高等学校における教科の一部の履修とみなすことができる。

この条文は、高度成長期、中学を卒業したばかりの従業員に、企業内で高卒資格を取得できるように設けられました。東京電力や日産などの大手は、企業内に「技能連携校」を作って、従業員の高卒資格取得を支援しました。
1980年代、この条文の役割は終わりかけていましたが、著者は次のように考えます。

何度条文を読み返しても、企業「内」に設置しなければならないとは書かれていない。そうであれば、「外=町」に出してもかまわないということになる。外に出した技能連携校に子どもを集め、どこかの通信制高校と連携しても、法的に問題が出てくるとは考えづらい。
何度も何度も自分に問いかけ、考えを深めた。誰も思い付いたことのない方法だったが、ここに活路があると思えた。
(「人生を逆転する学校」P54)

「内につくれ」と書いてないから「外に出してもかまわない」。詭弁のようにもみえますが、肝心なのはその動機。著者のつくる学校を、待っている子どもたちがいます。著者は関係者を粘り強く粘り強く説得して、1986年2月、文部省の認可がおりました。

昭和60年11月19日付けの申請の施設を、学校教育法第45条の2の規定による技能教育のための施設として、下記の通り指定します。

昭和61年2月25日
文部大臣 海部俊樹
1.技能教育のための施設の名称 宮澤学園高等部

「こんなことができるんだ!」が最初の感想でした。次に「こういう例は、僕らの目に触れていないだけで、社会にはたぶんいっぱいあるんだろうな」とも思いました。

きずなメール事業は「学校」とは違いますが、前例がないのは同じ。「テキストでつながり続けるセーフティネット」という新しい方法と価値を、いかにして、国や自治体などの「公共」に組み込んで普遍化していくか。法律を含む「公共」の文書(ドキュメント)に働かけたり、新しい解釈を生み出すことは、できるのです。

 

不可能を可能にした実例② 非課税と通学定期

学校は、教育基本法に定められた「一条校」と「非一条校」に大別できます。

一条校」:非課税、通学定期が適用される。
「非一条校」:一条校以外の学校。課税される。通学定期は適用されない。

宮澤学園高等部は非一条校なので、課税され、通学定期は適用されません。

しかし私は生徒が通学定期を購入できるようにさせてやりたかった。経済的な負担軽減もあるけれど、学生として認められることがどれだけ彼らの勇気づけになるか、想像に難くなかった。

(「人生を逆転する学校」P63)

著者は粘り強く粘り強く取り組み、キーマンのひとりである大蔵省K指導官にたどりつきますが、取り合ってくれません。

私を支えるひとつ「できないことを立証するのは難しい」という信念がある。できないと皆からいわれていることも、とことん検証していくと、必ずどこかに「できる」部分が存在する。それを見つけ、点と点をつなぎ合わせて一本の線にすれば、マイナスがプラスに、不可能が可能にひっくり返る。つまり、100%ダメなものなどこの世にほとんど存在しないわけである。 (「人生を逆転する学校」P66)

この信念のもと、著者はK指導官と少しずつ距離をつめ、対話の回路を開き、ついに実現してしまいます。

宮澤学園に黒塗りの車がきたのは、2日後の5月31日だった。

保土ヶ谷税務署長がニコニコしながら車から降りると「おめでとう」と、一枚の紙を差し出した。

「その他変更・異動届け書」

と銘打った書類に記されているのは、「宮澤学園高等部」という法人名と住所、団体代表者の私の名前。そして、

「下記の通り変更・異動したので届けます。非課税事業に変更(収益事業は廃止)/変更・異動(登記)年月日・(昭和)61・4・1」

(「人生を逆転する学校」P70)

きずなメール事業も10年前、志(こころざし)ある公認会計士さんが杉並税務署に、「公益性から考えると非課税ではないか」という問い合わせをして下さったことがありました。回答はNoでしたが、同書を読んで、「単に、最初の1回目だったんだ!」と気づきました。やるなら最低、あと20回はやるべきでした。

話を戻します。

100%ダメなものなどこの世にほとんど存在しないわけである。 

そう思います。きずなメールを始めた時、「テキストメッセージがセーフティネットなる」とは誰も考えていませんでした。僕自身も「セーフティネット」という言葉はあてていませんでした。でも実際に機能しているところを見ていると、「セーフティネット」としか言いようがない。やがて、「セーフティネットとして機能させる」という僕らの言葉と行動が、事物をそのように形作っていると理解しました。

元、塾講師だった著者は、こうもいいます。

私たちは英語を教えていて、英語を教えているのではない。数学を教えていて、数学を教えているのではないのです。 では一体どういうことなのかと言うと、教室で私たちは教科という媒体を通して、自分自身を伝えているのです。(宮澤保夫著「人生を逆転する学校 情熱こそが人を動かす」P37)

仕事も同じです。私たちは仕事という媒体(メディア)を通じて、私たち自身を伝えています。僕もこのブログ(メディア)を通じて、僕自身を伝えている。それをこどもや若い人が見ている。

僕自身は「不可能なものを可能にする」とはまでは言えませんが、

100%ダメなものなどこの世にほとんど存在しない。 

とは言えます。乗組員のみなさんと、これを体現してきたいと思います。

片目のバンクーバー・サンドウィッチ。

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一本の大根を食べ尽くす! 第5回コモンミール体験会レポート

2月17日、いづみプロジェクトさんで、「コレクティブハウス横浜アンブレラプロジェクト」(略称「横浜チーム」)通算5回目の「コモンミール体験会」を開催しました! 

「コモンミール」とは、コレクティブハウス特有の仕組みで、いわば「料理当番」。定期的に、ご近所さん分を作るし、作らないときは、食べることができます。体験会では、コモンミールを体験しながら、コレクティブハウスへの学びを深めていきます。

今回参加者は4人なので予算も少ないですが、「可能な限り予算内で工夫する」のもコモンミールの醍醐味! 低予算の代表といえば鶏ムネ肉ですが、それは前回使ったので、今回は手羽元! さらに1本198円の巨大な大根!

当初予定は「手羽元と大根の煮込み」でしたが、Tさんがアドリブ力を発揮して、最終的には以下の料理ができました!

手羽元と大根の煮込み(大島)
手羽元と鬼おろし大根のみぞれ煮(Tさん)
③大根の葉っぱと皮と塩麹豚の炒めもの(Tさん)
④大根と豆腐としめじの白だしスープ(Tさん)
⑤油揚げの炙り、大根おろし添え(Tさん)
⑥大根と大葉の千切りサラダ(大島)
⑦Tのお土産、特性塩麹
【おまけ】Aさんが差し入れてくれた、とれたての甘夏

以下、フォトドキュメント。鬼おろしで大根をおろす!

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手羽元を軽く炒める!
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手羽元と大根の煮込みを煮つつ、②手羽元と鬼おろし大根のみぞれ煮に醤油投入!
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⑥大根と大葉の千切りサラダと③大根の葉っぱと皮と塩麹豚の炒めもの、サクッと完成!
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一本の大根を食べ尽くす!
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【おまけ】Aさんが差し入れてくれた、とれたての甘夏
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記念撮影!
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今回も大変美味しゅうございました!感謝!
今回の収支↓
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食材    1473
キッチン等使用料 4000
調味料    400
ご飯、60円*1 60
合計 5933
一人当たり 1483
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コモンミール体験会 開催予定
(ご注意)あくまで草の根の有志の活動なので、予定は変更になる可能性はあります。変更になったら、すぐにお知らせします。

【終了】第5回 2/17(土)16:30~19:30 大島がミール当番
第6回 4/20(土)16:00~19:00 Tさんがミール当番
この回のみ、東横線沿いの某所。申込者のみお知らせします。
第7回 6/15(土)16:00~19:00 Aさんがミール当番 
この回のみ、最寄り駅京急富岡の某所。申込者のみお知らせします。
第8回 8/17(土)16:00~19:00  (ミール当番未定)
第9回 10/19(土)16:00~19:00 (ミール当番未定)
第10回 12/14(土)16:00~19:00 (ミール当番未定)
第11回 2025/2/15(土)16:00~19:00 (ミール当番未定)

場所:いづみプロジェクト(東急東横線反町駅から徒歩7分

お申し込みはこちら https://forms.gle/Z9oGyXHWHvMPrqnX9

現場から以上でした!

「コモンミール体験会」を開催します!(コレクティブハウス横浜アンブレラプロジェクト)

コレクティブハウス,横浜

コレクティブハウス」とは「人が孤立せず、つながりながら支え合って暮らす住まい」のこと。都内に現在、5つのコレクティブハウスがあります。そんなコレクティブハウスについて、「コモンミール」を体験しながら学びを深める「コモンミール体験会」を開催します!

主催は、「コレクティブハウス横浜アンブレラプロジェクト」(略称「横浜チーム」)。いつか横浜に、子ども食堂もある、里親、ケアリーバーの機能もある「地域の居場所」としてのコレクティブハウスの実現を目指しています! 

コレクティブハウスに興味がある方、知りたい方はぜひのぞいてみてください!

コモンミール体験会 開催予定
(ご注意)あくまで草の根の有志の活動なので、予定は変更になる可能性はあります。変更になったら、すぐにお知らせします。

【終了】第5回 2/17(土)16:30~19:30 大島がミール当番
第6回 4/20(土)16:00~19:00 Tさんがミール当番
この回のみ、東横線沿いの某所。申込者のみお知らせします。
第7回 6/15(土)16:00~19:00 Aさんがミール当番 
この回のみ、最寄り駅京急富岡の某所。申込者のみお知らせします。
第8回 8/17(土)16:00~19:00  (ミール当番未定)
第9回 10/19(土)16:00~19:00 (ミール当番未定)
第10回 12/14(土)16:00~19:00 (ミール当番未定)
第11回 2025/2/15(土)16:00~19:00 (ミール当番未定)

場所:いづみプロジェクト(東急東横線反町駅から徒歩7分

お申し込みはこちら https://forms.gle/Z9oGyXHWHvMPrqnX9

 

(参考)

コレクティブハウスに関する過去記事
NPOコレクティブハウジング社のHP

 

きずなメールの「登録者」「読者」は「応援者」?

きずなメールのユーザーは一般に、「登録者」「読者」と呼ばれますし、僕らもそのように呼びます。

きずなメールは、これをできるだけ多くの人に読んでもらいたいというころから事業は始まりました。この点からすると、登録するだけ、読んでもらうだけで「応援」や「協力」してもらっている感じです。きずなメールという「プロジェクト」に「参加」してもらっているようにも感じます。

実際に登録者が増えると、13年たった今でも嬉しい。登録者が増えると、アンケートでその「声」をいっぱい聞くことができます。お礼のメッセージをいただく機会も増えて、さらに元気が出ます。やっぱり「応援」「協力」「参加」してもらっている感じです。いや「感じ」ではなく、事実として「応援」「協力」「参加」してもらっているのです。

おそるおそるご飯を作ったら、とりあえず食べてもらえた感覚に近いでしょうか。残さず食べてくれた人もいれば、「美味しかった」といってくれる人もいて。

同時にきずなメールは、事業として予算を割いてくださる行政関係者には、「テキストでつながり続けるセーフティネット」として「孤立・孤独を防ぐ活用」をお願いしています。

だから、きずなメールに登録してくれたら、それはセーフティネットに参加してくれている、協力してくれている、応援してくれていると感じます。

そういうわけで、
「応援してくれてありがとうございます」
「協力してくださってありがとうございます」
「参加してくれてありがとうございます」
と伝えたい。

このことを、スタッフの皆さんに相談したくて、このブログを書きました。どうでしょう、乗組員の皆さん。次回のG1(団体内の重要な会議)で相談できればと思います。

 

水上バス

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コレクティブハウス横浜アンブレラプロジェクト、コレクティブハウス大泉学園に出張コモンミール!

コレクティブハウス横浜アンブレラプロジェクト、略称「横浜チーム」は昨日、コレクティブハウス大泉学園にて出張コモンミールしました!活動としては、9月以来の4か月ぶり!

「コレクティブハウス大泉学園」は2010年7月にスタートした、日本で4つ目のコレクティブハウス。最大の特徴は、障害のある方のグループホームが含まれていること。障害のない方もある方も混ざって暮らすコンセプトは多々ありますが、実際に試みられて続いている例は少ないです。

横浜チームの本日のミール当番・Tさんは発酵食の大家で、メニューも「麹(こうじ)」が大活躍。横浜チームLINEグループに上がったメニューをそのままコピペします↓。★が麹。

大泉学園メニュー
1)蓮根の炊き込みご飯(10人分)
米4.5合
油揚げ 1-2枚
蓮根 12センチ
にんじん 1/2本 
★醤油麹 大さじ4
塩 少々
生姜 少々

2)トマト塩麹のチキンカツレツ(10人分)
鶏胸肉1kg
★トマト麹 100g
おろしニンニク 少々
パン粉 適宜
粉チーズ パン粉の20%程度
バジル 少々
オリーブオイル
レタスなど飾り付け野菜 適宜

3)小松菜煮浸し(10人分)
小松菜 2束
油揚げ 2-3枚
だし汁 醤油・味醂・酒

4)具沢山の塩豚汁(冬バージョン) 10人分
水1,300cc
豚肉 ばらorこま 300g
しめじ 1パック
かぶ 2?3個
れんこん・にんじん ご飯のあまりを使用
かぼちゃ 1/4個
にんにく ひとかけ
★トマト麹 100g
米油

 

出汁(ダシ)を使っておらず、旨味はすべて「麹」なのです!

ということで調理スタート!サポートはAさん、Nさん。

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ひとっ飛びにメインディッシュのカツレツを揚げています!オリーブオイル一本使い切りました!
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盛り付け!
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炊き込みご飯もとん汁も、ダシは使わずすべて麹!美味しそう!
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居住者の方も混じって、かんぱ~い!
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実際に本当に美味しくて、「出汁もないのにこの旨味!」と麹の話で盛り上がり!しかもこれで一人あたり350円!コレクティブな暮らしのイメージも膨らんで、和みの時間はあっという間に過ぎちゃいましたー!

ミール当番主担当のTさん、サブのAさん、今回の会をプロデュースしてくださったNさん、そして快く受け入れてくださった大泉学園のHご夫妻と居住者の皆様、楽しい時間をありがとうございました!

* * *

さて、みんなでご飯(ミール)をつくりながらコレクティブハウスについてを学んだり、混ざり合う暮らしについて語り合う「コモンミール体験会」、2024年の年間予定もふんわり決まってきましたのでお知らせします! 変更あるかもしれませんが、その時は即時お知らせします!

コレクティブハウス横浜アンブレラプロジェクトの
「コモンミール体験会」

※偶数月の第3土曜日の16時~19時開催。

第1回 2/17(土)16:00~19:00
第2回 4/20(土)16:00~19:00
第3回 6/15(土)16:00~19:00
第4回 
8/17(土)16:00~19:00
第5回 
10/19(土)16:00~19:00
第6回 12/14(土)16:00~19:00
第7回 2025/2/15(土)16:00~19:00 

場所:いづみプロジェクト(JR横浜駅から徒歩19分)
※変更の場合は即時こちらで知らせします。
※過去の体験会レポートはこちらに。

お申し込みフォームはまだなので、ご興味のある方は、ひとまずメールで bxr.04350@gmail.com までお問い合わせください。

現場からは以上でしたーー!!

支えてくれたのは「疑いようのないfact(事実)」。

きずなメールの仕事をしていて、気持ちが折れそうになるときがあります。そういうとき、「疑いようのないfact(事実)は何か」を考えます。デカルトが、すべてを疑い尽くして最後に「疑っている自分がいることは、疑いようがないfact(事実)」(我思うゆえに我あり)を出発点としたのを、参考にしました。

起業した翌年の2011年、きずなメールを初めて採用してくださったのは、「マタニティきずなメール」の監修をしてくださった産婦人科の先生でした。真意はわかりません。ある経営の専門家は「(よくわからないサービスを採用するのは)誤差の可能性もある」といいました。ですが、患者サービスとして採用し、実際に患者さんに紹介してくださっているという「fact」はゆるがない。僕の支えになりました。

するとさらに、患者サービスとして採用して下さる医療機関があらわれました。2つ目のfact(事実)です。支えになりました。

さらに続けていると、多くの方の協力で、2013年に自治体が採用してくれることになりました。たったひとつでも「自治体の事業として採用され、継続している」というfact(事実)はゆるがない。支えになりました。

最初の自治体に採用されるまでの間、読者の方からのお礼メッセージも届きました。読者アンケートでも好意的な声を多くいただきました。「ありがとう」を伝えくれる人がいる、それはきずなメールの読者であるfact(事実)は、疑いようがない。支えになりました。

「セレクション・バイアス」「観測選択効果」、つまり僕自身がそのfact(事実)を「選んでいる」という見方もできます。でもそうだと断定できるのは、神様だけではないでしょうか。

2023年11月28日現在、約30以上の自治体と契約し5万3685人のアクティブユーザー=読者がいます。もはや誤差ではなく、社会的役割があるということです。僕らの仕事はこの社会的役割に再現性を持たせ、他人に手渡して、継続し広めることです。ということで今日も仕事です。がんばりましょー♪

走る。

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