きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

傍観者の時代

・あけましておめでとうございます。NPO法人きずなメール・プロジェクトの大島です。年初にあたり、新しくブログを立ち上げました。きずなメール・プロジェクトでともに働く仲間に出会うためです。その人に仲間に加わってもらって、組織を成長させていきたい。そのために団体のこと、事業のこと、僕が考えていることを知ってもらいたいと思って立ち上げました。既存の求人募集のやり方だと、どうしても限られた出会いしか得られません。多様性のある組織にする、異文化の人と出会う方法としてブログにいたりました。

 

・きずなメール・プロジェクトを一言でいうと「コンテンツでお母さんの孤立を防ぐ」活動であり事業です。同時に、団体の有り様は、「働くとは?」「社会って?」「家族って?」という問いへの、暫定的な、揺れ動きながらの答えでもあります。

 

・「もしあなたの活動に価値があるとおもうのなら、継続するために、組織にしなさい」。日頃からお世話になっていて、リスペクトしている小児科の先生からいただいた言葉です。組織とは人、人は出会い、組織と人が出会う場は「採用」。「採用」にはその組織の有り様が現れます。だから「採用担当者ブログ」。

 

・とはいえ、直ちに求人を開始するわけではありません。今働きながら、学びながら将来について考えている方に向けて、少しづつきずなメール・プロジェクトのことを知ってもらって、時が来たら出会いたい。それまでの準備です。

 

 ・遅れ馳せながら、ドラッカーを読み始めました。ある人の著書でドラッカーは、戦前のドイツで起こった全体主義の暴走を再発させないためにはどうすればいいかを考え、組織の「マネジメント」にたどり着いたとのことでした。このことを、読書家の団体理事に話したら「初めて読むなら【傍観者の時代】がおすすめですよ」を教えていただいたので早速Amazonで買ったらイッキ読み(翻訳もよかった)。フロイトの素顔や、「暗黙知」で知られるマイケル・ポランニーの一家が出てきて、戦前戦後のドイツ、アメリカの生々しい息遣いがよく伝わってきます。

 

・戻って、きずなメール・プロジェクトはこれから皆で作っていく、成長させていく組織です。このブログでは、活動・事業のことについて少しずつ紹介していきますので、しかるべき時までじっくりとお付き合いいただければ幸いです。