きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

「きずなメール事業」を「テキストメッセージング」という方法論で一般化していく。

f:id:yukkiestar:20200622114310j:plain「きずなメール事業」を一般化したいと考えています。「一般化」とは、同じことをやりたいと思った人が、同じレベル感でできるようになるという意味です。再現性を持たせたい。同じような手続きでコンテンツを編集し、同じように事業を構成することを、別の人たちもできれば、受益者も増えるし、雇用も増やせます。

 

一般化に必要なのは、以下3点だと考えています。

 

①方法論の言語化と体系化
②事業の有効性のエビデンス
③社会事業としての法制化

 

僕は現在、この3つを、「テキストメッセージング」という括りで構成していこうと考えています。


①については少しずつ進めています。

ameblo.jp

kizunamail.hatenablog.com


②も始まりました。

www.kizunamail.com

kizunamail.hatenablog.com

「テキストメッセージング」というキーワードについては、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター・中嶋愛一郎先生との出会いの中でヒントをいただきました。さらにこのご縁の中で、共同研究の提案もいただたことで、大きく前進していると感じます。


③は①②以上に大変ですが、最初の一歩は踏み出したと思っています。

団体として「子どもの権利条約」や「子どもの育ち」にフォーカスした理由のひとつでもあります。

kizunamail.hatenablog.com

kizunamail.hatenablog.com 

* * *

 

別の角度からも説明してみます。

 

「きずなメール事業」は新しい事業です。「新しいこと」が特別なこととは思いませんが、「それを語る言葉」がないので、「新しい」という意味です。図で表すと、下記のイメージです。
 

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オレンジ色のAは、過去の経験から来るその人の世界観、世界の見え方のイメージです。Bは、実際には事業を動かしている重要な部分ですが、言語化できていないので、認識したり共有したりするのが難しい部分です。

 

きずなメールは当初、Aの中で、「メルマガ」として認識されていました。「情報発信」も同様です。でもやろうとしていたのは、コンテンツを用いて人々の孤立を防ぐことです。こういうことは、実際にやってみてから言葉が追いついてくるもので、Aから見たら、「手探り」という以外にありません。

 

だから、僕らの仕事の半分以上は、「BをAに変えていく」ことだと思っています。これまでもやってきて、さらにこれからのto doが、上の①②③というイメージです。


仕事として「BをAに変えていく」ことに、僕はやりがい感じています。「仕事」とは、脳に心地よい単純作業と、「BをAに変えていく」という「創発」(emergence)の両方そろうと、いちばん楽しいのではないかと思う今日この頃です。

 

テラスのイチジクの木に実がなりましたー

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