きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

第31回日本外来小児科学会年次集会in福岡 参加メモ 1日目 

f:id:yukkiestar:20220827184932j:imageきずなメール基本原稿である「子育てきずなメール」制作監修チーム医師が所属する日本外来小児科学会の年次集会に参加しました。

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早朝の新幹線で福岡に。朝の特別シンポジウム 「Community Pediatrics実現のために 今、改めて行政と1つの目標に向かう」では、子ども家庭庁創設に向けた動きについて丁寧な説明がありました。研究班は①子ども意見表明、②居場所、③未就園児の3つが柱とのこと。

午後は倫理講習会。「神戸子育て応援メール」としてきずなメール事業を展開してくださっている神戸市こども家庭局の方が座長。演題は「倫理は人生の必修科目」。以下備忘メモ。

・哲学者。臨床ではない。
・応用哲学。ナラティブ・エシックス。語の倫理。
・二項対立。わかりやすい⇔グレーゾーンがない
・いかにして二項対立を乗り越えるか?
・正義の味方と悪の組織の対比、が面白かった。
元ネタはネットに落ちているようで、その一例。
正義の味方と悪の組織の対比
・適度な選択肢=適度な迷いがあるほうが、購買欲が高まる。
・紳助の娘「勉強するのは選択肢増やすため」
・患者の選択肢を増やす。
憲法22条に選択の自由
・夜と霧フランクル「与えられた事態にどう向き合うかは、誰も奪えない、人間の最後の選択の自由である」
・本村和久先生「倫理はプロセス」
・板井孝壱郎先生「悩まないためでなく、悩むために倫理を学ぶ」
宮崎駿「大事なことはめんどくさい」
・臨床倫理 5つのステップ。

お昼は博多名物のうどん。「腰がないのが味わい」と聞いていましたが、確かにそうでした。 f:id:yukkiestar:20220827190731j:image