きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

団体について

「子育て応援メール」から脱却します。

2003年:アメリカに住んでいた妻の友人が、妊娠した妻に、「The Pregnancy Journal」という「胎児の成長を毎日紹介している本」をプレゼントしてくれました。 2006年:「The Pregnancy Journal」の翻訳本「安心マタニティブック」が発売されました。 はじめ…

言葉が変わると、社会が変わる。言葉を変えて、社会を変える。

言葉が変わると、社会が変わります。「精神分裂病」は「統合失調症」へ、「痴呆症」は「認知症」と言い換えることで、当事者への偏見が減りました。海外ではスティグマ(負のラベリング)軽減策として、法律を名称変更した例もあります。 韓国:生活保護法→…

お客さんがいるにも関わらず、事業が終わったことへの驚き。

先日、顧客(customer)1000万人を超える企業の経営者の方と話す機会をいただきました。そのとき、自治体を事業対象とすることに意欲があるかをお聞きしたところ、「社内に手がける人がいないし、customer向けのサービスをやってきた」(のでなんともいえな…

備忘メモ:子ども虐待防止学会ふくおか大会 2日目

kizunamail.hatenablog.com続きです。例によってスタッフ向けのメモなのでご容赦ください。「*」が演題の切れ目、空白行は演者の切れ目。★は僕の私見、もしくは重要と感じたキーワード。* * *・光田先生。特定妊婦の第一人者。・大阪府の未受診妊婦調査…

備忘メモ:子ども虐待防止学会ふくおか大会 1日目

スタッフとともに、子ども虐待防止学会ふくおか大会に参加中です。 www.jaspcan28.org昨日、一日目は団体からの演題発表「弱いきずなでゆるやかにつながり続ける~コロナ禍の乳幼児虐待予防のための新たなコミュニケーション設計」がありましたが、それはつ…

編集者、ライターだけど、クライアントを持つし、問い合わせ対応もするし、広聴アンケートのピックアップも…etc. Vision、Missionの実現を目指して

団体内チャットには「norikumiin(乗組員)」という名前のルームがあります。スタッフ全員のメーリングリストのアドレスには「norikumiin」の文字が含まれます。株式会社ほぼ日のマネをしました。法人は船と同じです。 もうすぐ、団体の新しいnorikumiin の…

神奈川県立精神医療センターできずなメール事業を紹介させていただきました。

「マタニティきずなメール」基本原稿の食・栄養の監修者である馬場真佐美先生は、団体起業時にからのご縁。神奈川県精神医療センターの管理栄養士でもあるので、そのつがなりで昨日、同センターの皆さんに、きずなメール事業を紹介させていただきました。 (…

1:出発点となる問い

「何を言っているのかわからない」としばしばいわれます。自分の話を逐語の議事録で読んだら確かにわかりにくかったので、伝えたいことは事前に文字に起こすなどしています。 明日の議題を文字にしていて、その途中で、そのままここに上げることにしました。…

詩の言葉。政治の言葉。きずなメールの言葉。

20歳代の後半から現代詩を読むようになりました。 その頃から、「詩の言葉と政治の言葉って、何でこんなに違うのだろうか」「詩を書く人が、政治の言葉について書いた文章はないだろうか」といったことを考えてきました。 この問いについて自分なりの納得を…

きずなメール ・プロジェクトの真ん中にある「編集」「ライティング」

僕は編集者でした。だからきずなメール ・プロジェクトの真ん中には「編集」「ライティング」があります。これを説明するために、僕が「編集」「ライティング」してきたものを伝えてみます。 * * * 30歳くらいのときに、編集プロダクションから「版元」で…

セーフティネットとしての網をかける。網の目を詰める。”声無き声”とつながり続けるために。

きずなメールは、テキストメッセージを、情報や読み物としてだけではなく、社会的孤立を防ぐために用いようという試みです。「テキストメッセージによるセーフティネット」として機能させることに注力しています。 自治体等の法人に事業採用される=「網をか…

"孤育て予防"でも、寄付を募ることができた!

団体設立10年の節目に挑戦した「やさしい日本語版きずなメール」のクラウドファンディングは、無事目標金額を達成することができました! readyfor.jp ご支援くださった方々はもとより、支えて下さったステークホルダーの皆様、Readyforのキュレーター、こど…

「継続企業の前提」とイエズス会

僕はきずなメール・プロジェクトを継続させたいと思っています。継続させるには、10年後や20年後の具体的なイメージを共有する必要がある、ならば専門家に何か特別な研修やプログラムをお願しないと、などと考えていました。そんな時、「ゴーイング・コンサ…

#みんなで乗りこえよう

今日の夕方にも緊急事態宣言が出るそうです。テレビの画面の向こうでは、その中身を詳しく解説してくれます。 スタジオで。 大事なことを伝えるために、皆さん外で仕事をしておられる。そのことに頭が下がります。 緊急事態宣言の具体案を作っている人々、例…

「人と人の距離感」と、きずなメール。

新型コロナウィルスの感染拡大にともない、自治体における「きずなメール」の臨時的な対応が増えています。 「きずなメール」は「通常配信」と「月日指定配信」があります。基本原稿+自治体情報による「通常配信」は自動で行われていますが、日時を指定して…

「孤育て」から「子育ち」へ。

「孤育て」の予防から「子育ち」の支援へ。 団体創設10年目を迎える 今、僕はこのメッセージを皆さんにお伝えしたいと思っています。 * * * 団体を設立したのは、10年前の11月3日。準備は春くらいからやっていましたが(記憶おぼろげ)、まだ名前のない「…

児童虐待予防における”やわらかな身振り”について。

大丈夫3兄弟 特注パネルも作りましたー 上の写真は、団体のオリジナルキャラクター「大丈夫3兄弟」の特注パネルです。これは、「すべてがメディアだよねー」という発想から生まれたものです。 * * * 「きずなメール」はその名の通り、人と人との「きずな…

きずなメールの「福祉的編集方針」

きずなメールが、他のインターネットコンテンツと何が違うかを一言で言い表せないか、そうすれば、同じような取り組みやコンテンツを増やせるのではないか。 と考えていたときに浮かんだのが、「福祉的編集方針」という言葉です。 通常の「編集方針」と何が…

初の常勤スタッフは、きずなメールの元読者

(引っ越した直後の事務所にて) ・未来でともに働く人にまず伝えたいのは、きずなメールの初の常勤スタッフは、きずなメールの元読者だったということです。 ・現在、自治体提案チームのリーダーとして働くMさんは、3歳女子のお母さん。ちょうど2年前の今…