本
この表紙のようなゴシックフォントの使い方が好きです。 「読書メモを書かないと次の本は買わないルール」が崩れそうです。崩さないために書きます。同書は、Twitter(現「X」)で見かけるのでついポチってしまいました。 読みたいことを、書けばいい。 作者…
テーマが「ヘルスケアとアート」の学術集会に提出する抄録の中で、下記のように書きました。 (きずなメール事業は)現代美術のインスタレーションの手法を援用した事業である。インスタレーションとは、室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向…
今朝、いつものようにバンクーバー・サンドウィッチを作ろうとしたら、ゆで玉子スライスがありませんでした。なので、お弁当のおかずで残っていた厚焼き玉子を入れてみました。厚焼き玉子を入れるのは初めて(↑の写真のトマトの下)。 食べると、いつものバ…
久しぶりに小説を読みました。「情報」 単行本 2015/4/1 髙梨 ぽこ (著)ネタバレを気にしつつ、仕事のヒントになりそうだと感じた部分を引用をします。選挙カーのシーン。 清治さんの選挙カーはオルゴールの音を流す。 源清治です!よろしくお願いします! …
「積ん読」が増えています。ついAmazonでポチってしまうためです。なので「アウトプットしないと、次の本は買えない」というマイルールを作ってみました。 「インプット」(読書)だけって、世界にお返ししていないようで、後ろめたいですし。お返しのひとつ…
2冊まとめての備忘。以下、引用は【 】、これ以外は感想。 なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図 作者:渡瀬 裕哉 すばる舎 Amazon 同書は、市会議員に初めて立候補する人からおすすめがあって読んでみま…
あけましておめでとうございます。元旦の今日は、昨年書きかけの読書メモをアップしてしまいます。 僕より10歳以上若い書き手。難しい話を、わかりやすく整理してくれる手際のよさに時代の変化を感じます。 現代思想入門 (講談社現代新書) 作者:千葉雅也 講…
きずなメール事業は母子保健分野と重なりが多いです。深く知るために「保健師ジャーナル」を購読することにしました。版元の医学書院さんは近年「ケアをひらく」シリーズの書籍で先鋭的なコンテンツを連発しておられます。「保健師ジャーナル」の表紙もそん…
3人で親になってみた ママとパパ、ときどきゴンちゃん 作者:杉山 文野 毎日新聞出版(インプレス) Amazon スタッフから勧められました。著者の杉山文野さんは、トランスジェンダー。女性として生まれましたが性別に違和感を感じ、試行錯誤して、現在は男性…
はじめての短歌 (河出文庫) 作者:穂村弘 河出書房新社 Amazon 著者のことを家人は「ほむほむ」と呼びます。僕が「ほむほむ」の本を読むのは2冊めです。 先日のブログで ①詩の言葉=多義的。②政治の言葉=一義的。と書きましたが、同書に、③「生きる」ための…
「多様性」「異文化理解」のひとつの方法として、「自分から距離が遠そうな文化に関する本」を読みます。とくにイスラム教は、地球上の5人に1人くらいがこのカルチャーでありながらよく知らないという課題意識もあり、定期的に関連本を読みます。今回はこれ…
僕は編集者でした。だからきずなメール ・プロジェクトの真ん中には「編集」「ライティング」があります。これを説明するために、僕が「編集」「ライティング」してきたものを伝えてみます。 * * * 30歳くらいのときに、編集プロダクションから「版元」で…
紙の本を、カバーを取って、線を引き、ページを折りながら読むタイプです。家中から「本がかわいそう」と批判されますが、僕としては、本と会話しながら読んでるつもりです。 協力のテクノロジー: 関係者の相利をはかるマネジメント 作者:松原 明,大社 充 学…
僕は死なない子育てをする: 発達障害と家族の物語 作者:遠藤 光太 創元社 Amazon ・本の読み方はいろいいろ。自分自身と比較しながら読み進める、という読み方もあり本書はそんな一冊でした。・著者が自分の特性への理解を深め、受け入れて、家族や社会との…
子ども虐待の洞察に優れた本といえば杉山春さんを思い出しますが、「虐待予防は母子保健から 指導ではなく支援(鷲山拓男)」も素晴らしい内容でした。 まず団体スタッフ、その上で広く皆さんにも共有したいのでメモをまとめました。あくまで個人メモを公開…
・家人が「虐待予防は母子保健から 指導ではなく支援」出版記念のZoom講演を視聴していた。僕も横から少し聴いた。100人の応募枠だったが、最終的に600人になったという。行政保健師さんが主体。赤ちゃん訪問で乳幼児の家庭に入ることもあるから、現場の切実…
多様性、ダイバーシティを考えるなら、「僕らから遠い多数派」について知るのがよいと思っています。その代表がイスラム教。 今の世界の5人にひとりはイスラム教を信仰しています。2060年には世界最大の勢力になる予測もあります。 https://newspicks.com/ne…
僕は本に線を引き、ページを折る”dog ear” (犬の耳)しながら読むタイプ。この本はあまり期待せずに読み始めたのでですが、結果として一気読みして↓こうなりました。 塩崎恭久衆議院議員の手記です。穿った見方をして真実は話半分と割り引いても、迫真の内…
モテないけど生きてます 苦悩する男たちの当事者研究 作者:ぼくらの非モテ研究会 発売日: 2020/09/27 メディア: 単行本 悲痛なタイトルですが、中身は、男性であることに苦悩する男性たちが、「当事者研究」という形で、自分の感情を丁寧に言葉にしていくプ…
国道16号線―「日本」を創った道― 作者:柳瀬博一 発売日: 2020/11/17 メディア: Kindle版 学生の頃、八王子に住んでいました。愛車スーパーカブで毎日、甲州街道にあるユーミンの実家、「荒井呉服店」の前を通り、左折して国道16号線に入り、大学のある「鑓水…
歴史好きです。昔の人たちが、どんな言葉で話していたか、文字を使っていたのかが気になって仕方がありません。Amazonで同書のコメントに「カタログのようで期待はずれ」とありましたが、誘惑に勝てず買ってしまいました。長らく入浴時のお供でしたが、想定…
協同組合という仕組みに興味があるので、先日、近くのコープで「組合員になりたいのですが」と申し込んで、組合員になりました。ご近所さんにこの話をしたら、貸してくれたのがこの本。 協同組合入門―その仕組み・取り組み 発売日: 2006/11/01 メディア: 単…
この本を読み始めた時、「この空気感、知ってる」と感じました。 思い込みですが。 家族、捨ててもいいですか?~一緒に生きていく人は自分で決める 作者:小林 エリコ 発売日: 2020/05/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) こう感じたのは二度目です。最初は…
#stayhome により読書強化月間継続中。今回は「保育園に通えない子どもたち~「無園児」という闇」 (ちくま新書/2020/4/7)。副題の「無園児」とは、保育園、幼稚園に通っていない「未就園児」と、「無縁」をかけた言葉(P8)です。 著者の可知悠子先生には…
#stayhome ということで、いつにも増して読書に集中。 30代の頃、耳の聞こえない人がどのようにコミュニケーションをしているのか知りたくて言葉のない世界に生きた男(晶文社 1993年)やヘレン・ケラーの伝記を読みました。今回は目の見えない人は世界をど…
良書の見分け方に「版を重ねている」というのがあります。初版で終わる本が多い中、この本は写真の通り、14年間に23回も増刷されていて、特定の人々に確実に役立ってきたことがわかります。立ち読みでこの奥付を見て、購入しました。 怒りをコントロールでき…
「アドボカシー」に興味があります。この本がアンテナに引っかかりました。 権利擁護が支援を変える -セルフアドボカシーから虐待防止まで 作者: 竹端寛 出版社/メーカー: 現代書館 発売日: 2013/11/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「アド…
本に書かれている文字は、単にくねくね曲がった線だったり点です。そういうものを読んで元気になるって不思議です。「読書会で元気になる」というのもさらに不思議です。でもそう思わせてくれる読書会でした。 読書会【津富宏・細川甚孝・松原明とともに読む…
20代後半30代にかけて現代詩をかなり読んだ時期がありました。 「詩」というとポエムな感じですが、そうではありません。いい詩は「認識の枠組み」を変えてくれます。読む前と読んだ後では、世界が少し異なって見えます。珍しい物を見て驚くより、見慣れた風…