きずなメール・プロジェクト 代表のblog

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「協力のテクノロジー: 関係者の相利をはかるマネジメント」読書メモ

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紙の本を、カバーを取って、線を引き、ページを折りながら読むタイプです。家中から「本がかわいそう」と批判されますが、僕としては、本と会話しながら読んでるつもりです。

NPO法を作った中心人物、元シーズ代表・松原さんの共著作。
・カール・ポランニーの読書会で名刺交換させていただいた際、「僕はNPO法に救われました!」とお伝えしたので驚かせたかもしれません。とはいえ、事実その通りなので。

読書会【津富宏・細川甚孝・松原明とともに読むポランニー「大転換」】参加メモ - きずなメール・プロジェクト 代表のblog

・読み終えて、元気と道具をもらった感。
・その道具とは「三項相利」「協力構築サイクル」というコンセプトと「相利評価表」。
・「関わる人すべての幸福の追求」がこれからの社会に必須で、実現可能だと理解した。
・他にもいっぱいあるけど、詳細は本を見ればよいので以下索引的にキーワードとページのみをメモ。


・P86相利評価表
・P90協力構築サイクル
・P119関係者分析からお願いのサイクルを作る。ロジックチェーン
・P135じゃんけんフレームワーク
・P149どんな活動も最初は少人数で始めます。
・P154複劇方式
・P158障害のないプロジェクトはほとんど存在しません。意見の対立や敵対者が現れるのは世の常です。であるならば、それをいかに演じ、顧客を惹きつけ、協力者を増やす機会にできるかも、協力のテクノロジーのひとつなのです。
・P159関係者マネジメント
・P187被害者の会モデルは物語を作りやすい。
・P199NPOは米国の連邦税法から生まれた。
・P260準市場
・P270中外製薬の関係者を11に分類(確かめる)
・P272キットカットのブレイク
・P295関係者資本主義

感想として、

NPO法を実現・定着させるまでの詳しい流れは圧巻。
・「仮説」と「リフレーミング」の重要性を改めて確認できた。同時に、僕はまだこれしかやっていない、と理解した。
・今55歳だけど、あと20年くらいは生きそうなので、少しずつ試していこうと思います。

 

ブルスケッタ

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