きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

支えてくれたのは「疑いようのないfact(事実)」。

きずなメールの仕事をしていて、気持ちが折れそうになるときがあります。そういうとき、「疑いようのないfact(事実)は何か」を考えます。デカルトが、すべてを疑い尽くして最後に「疑っている自分がいることは、疑いようがないfact(事実)」(我思うゆえに我あり)を出発点としたのを、参考にしました。

起業した翌年の2011年、きずなメールを初めて採用してくださったのは、「マタニティきずなメール」の監修をしてくださった産婦人科の先生でした。真意はわかりません。ある経営の専門家は「(よくわからないサービスを採用するのは)誤差の可能性もある」といいました。ですが、患者サービスとして採用し、実際に患者さんに紹介してくださっているという「fact」はゆるがない。僕の支えになりました。

するとさらに、患者サービスとして採用して下さる医療機関があらわれました。2つ目のfact(事実)です。支えになりました。

さらに続けていると、多くの方の協力で、2013年に自治体が採用してくれることになりました。たったひとつでも「自治体の事業として採用され、継続している」というfact(事実)はゆるがない。支えになりました。

最初の自治体に採用されるまでの間、読者の方からのお礼メッセージも届きました。読者アンケートでも好意的な声を多くいただきました。「ありがとう」を伝えくれる人がいる、それはきずなメールの読者であるfact(事実)は、疑いようがない。支えになりました。

「セレクション・バイアス」「観測選択効果」、つまり僕自身がそのfact(事実)を「選んでいる」という見方もできます。でもそうだと断定できるのは、神様だけではないでしょうか。

2023年11月28日現在、約30以上の自治体と契約し5万3685人のアクティブユーザー=読者がいます。もはや誤差ではなく、社会的役割があるということです。僕らの仕事はこの社会的役割に再現性を持たせ、他人に手渡して、継続し広めることです。ということで今日も仕事です。がんばりましょー♪

走る。

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