きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

子どもアドボケイト/「信頼」は「遊び」から。

今日、あるご縁で児童相談所の一時保護所を視察させていただきました。「一時保護所」とは、諸事情で親から距離をとったほうがよいと判断された子どもたちが、文字通り「一時」的に「保護」されるところ。その閉鎖性が問題となり、今、関係者の努力で改善さ…

メモ:子ども虐待防止学会第27回学術集会かながわ大会 2日目

子ども虐待防止学会第27回学術集会かながわ大会2目目です。1日目はこちら。前回同様にメモなので文章にはしておらず、登場したキーワードとその出現頻度自体が情報。★は僕個人のコメント。 * * * ●江戸川区児相「はあとポート」について・特別区児相の先…

メモ:子ども虐待防止学会第27回学術集会かながわ大会 1日目

子ども虐待防止学会第27回学術集会かながわ大会に来ました。その備忘とスタッフ共有の個人メモ。メモなので文章にはしておらず、登場したキーワードとその出現頻度自体が情報。「-----」は話の切れ目、★は僕個人のコメント。 子どもの虐待防止の政府認識を確…

「クロスポイント」(暫定)

https://www.kizunamail.com/news/11717/:公開勉強会は創発的な要素に溢れていた。ここから何を切り出すかが大事と感じた。切り出しはすでに広聴チームが始めているけど、並行して全員で、これをフックにした「イベント的なもの」を考えられればと思った。 …

うまく使えない言葉/使わない言葉

「何をいうか」と同じように「何をいわないか」も大事だと思っています。自分の体に馴染んでいない言葉は使わないようにしています。「使えない」のかもしれませんが。 スタッフから、「使わない言葉をリスト化してくれないか」との要望がありましたが、こう…

メールは「基礎メディア」です。

「きずなメール」は2017年ごろから「LINE」での配信を提案しています。2019年以降に配信が始まった自治体の多くは、LINE配信。メール配信だった自治体がLINE配信に「切り替え」るケースも増えています。 でもこれからは、メール配信はそのままに、他の配信方…

読書メモ:預言者ムハンマド

多様性、ダイバーシティを考えるなら、「僕らから遠い多数派」について知るのがよいと思っています。その代表がイスラム教。 今の世界の5人にひとりはイスラム教を信仰しています。2060年には世界最大の勢力になる予測もあります。 https://newspicks.com/ne…

感情には方向がある。という話。

感情には方向がある。 同じ感情が、向ける方向次第で、状況が変わる。 考え方は簡単には変わらない。そこから生じる感情を変えるのも難しい。だがその感情が向かうべき方向は、変えることができる。 負の感情をなくすことはできない。だか向かう方向を変える…

「きずなメール」という名前について。

きずなメール ・プロジェクトの設立日は2010年11月3日。その前、サービス名について考えていたときに、妻が「きずなメール!」といって、僕は「エーちょっとベタすぎない? かっこ悪いし…」「広めるならベタな方がいいと思う」「そう…でも団体名は"きずなメ…

読書メモ:児童福祉法改正等をめぐる実記

僕は本に線を引き、ページを折る”dog ear” (犬の耳)しながら読むタイプ。この本はあまり期待せずに読み始めたのでですが、結果として一気読みして↓こうなりました。 塩崎恭久衆議院議員の手記です。穿った見方をして真実は話半分と割り引いても、迫真の内…

相性について

50過ぎたおじさんがNPOで生計を成り立たせているのは、世間様はつかみにくいだろうなとしばしば思う。 だかそれなりに帳尻の合った人生でもあり、感謝はつきない。 誰かの役にたてていることが日々可視化されて実感できることは嬉しい(きずなメールのお礼メ…

ライフステージが変化しました。

十数年ぶりにレコードとターンテーブルを出しました。 娘がつかまり立ちを始めたとき、 封印しました↓。危ないし、 聞く時間もなかったので。 本日、 その封印を十数年ぶりに解きました。その時、「 ライフステージが変化した」という言葉が浮かびました。 …

現代詩の解放感覚

前回、「現代詩の価値を伝えるのは、 恩恵を受けた者の役目かも」と述べたので、がんばってみます。 詩を読み始めた頃、この作品に出会いました。 青草の上に 青草の上に腰をおろしましょう私たちは抱き合わないそんな力の要ることはしません青草の上に並ん…

読書メモ:みんなの「わがまま」入門。

個人レベルでのソーシャルアクションがなぜ大事かを、中高生にもわかるように教えてくれる一冊。自分への備忘とスタッフへの共有を兼ねてメモ。以下、 ●=キーワード 地の文は同書からの引用 ▽=僕のメモ。 ✳︎ ✳︎ ✳︎●「個人化」 個人化しているのにも関わら…

現代詩の価値について

先日ミーティングで、「現代詩が支えでした」と述べることがありました。言葉にしたことで、現代詩の価値を伝えるのは、恩恵を受けた者の役目かもと感じました。大量情報時代の今、詩は絶滅危惧種です。良いものだから残るとは思うけど、残す努力はしないと…

読書メモ:モテないけど生きてます 苦悩する男たちの当事者研究

モテないけど生きてます 苦悩する男たちの当事者研究 作者:ぼくらの非モテ研究会 発売日: 2020/09/27 メディア: 単行本 悲痛なタイトルですが、中身は、男性であることに苦悩する男性たちが、「当事者研究」という形で、自分の感情を丁寧に言葉にしていくプ…

読書メモ:国道16号線: 「日本」を創った道

国道16号線―「日本」を創った道― 作者:柳瀬博一 発売日: 2020/11/17 メディア: Kindle版 学生の頃、八王子に住んでいました。愛車スーパーカブで毎日、甲州街道にあるユーミンの実家、「荒井呉服店」の前を通り、左折して国道16号線に入り、大学のある「鑓水…

カミングアウト問題としての「先にいる人/後から来た人」

[:contents] カミングアウト問題 糸井重里さんの「今日のダーリン」 「最悪の場所」から与えられる 互いに少しずつ差し出す 「きずなメール やさしい日本語版」のスピリット カミングアウト問題 僕はかつて、外国人登録証を持つ立場にありました。若い頃は、…

"孤育て予防"でも、寄付を募ることができた!

団体設立10年の節目に挑戦した「やさしい日本語版きずなメール」のクラウドファンディングは、無事目標金額を達成することができました! readyfor.jp ご支援くださった方々はもとより、支えて下さったステークホルダーの皆様、Readyforのキュレーター、こど…

新しい仕事を創り出し、後から生まれた人たちに受け渡して行く。

団体の公式キャラクター「大丈夫3兄弟」と初日の出 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします! 団体設立10周年を機に、これからの20年後の世界と日本と団体とVisionについて考えています。すると、「きずなメール」が広がるとともに、「…