きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

文字がここへ連れきた。/読書メモ「読みたいことを書けばいい。」(田中泰延)

f:id:yukkiestar:20230904161556j:imageこの表紙のようなゴシックフォントの使い方が好きです。

「読書メモを書かないと次の本は買わないルール」が崩れそうです。崩さないために書きます。同書は、Twitter(現「X」)で見かけるのでついポチってしまいました。

 

人はいずれ、自分がいるべきところに導かれる。でなければ、社会にこんなに多様な職業があって、みんなが納得してそれぞれの職業に就いてない。だから就活生には、最低限向いている方向を見定めたら、あとは心配しないで、社会の振り分け機能に身を任せてもいいということを知ってもらいたい。

労働には3つの意味があるという。

経済性:収入を得て、生計を支える。
社会性:役割を担うことで社会に貢献する。
個人性:個人の人生の目標や生きがいを充足させる
(P135-136)

「選んでいる」とは異なる、「導かれる」という受け身の感覚。確かにあります。

文章を書くときに絶対に失ってはいけないのが「敬意」だ。(P184)

なんとなくそう思っていたけど、はっきりと断言してくれる方は初めてだったので、嬉しかったです。感謝。

そんなとき、わたしは、「文字がここへ連れきた」と思う。

悪い言葉を発すると、悪い言葉は必ず悪いところへつれてゆく。良い言葉を発すると、良い言葉は必ず自分をよいところへ連れてゆく。わたしはそのことを知った。(P242)

この本で僕は、「きずなメール」が僕をここに連れてきたと知りました。ブログやステートメントや仕様書やプレゼン資料や学会抄録の「文字」が、僕をここに連れてきて、今いる人たちとの出会いを導いてくれているのです。

今、自分の中の言葉や、それを表す「文字」が変化しそうな予感があります。さらに新しいところに連れていってくれるのかもしれません。

 

倒れているのではありません。こういう船だそうです。

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