NPO法人の財務諸表は公開するのが原則です。きずなメール・プロジェクトはこちらにあります。財務諸表を見るを、その法人の規模や事業を、なんとなくですがイメージできます。だから、僕らの生活基盤である自治体や学校の財務諸表を見ようとしたこがあるのですが、企業のそれと違って、よくわからないことが多いです。
例えば僕は、子どもが通っている公立小学校の財務諸表を探したことがありますが、見つかりませんでした。調べている途中でわかったのは、校長の決済権は非常に強い、といことくらいでした。
そういえばPTAの役員をしたとき、決算発表に期末の収支はありましたが、バランスシートはありませんでした。自治会もそうでした。
昨年、スタッフが自治体の財務諸表を調べました。市民や議会への説明責任があるので公開されていますが、中身を今ひとつつかみきれません。その理由のひとつが「単式簿記・現金主義会計」らしいです。
公会計制度
公会計における複式簿記・発生主義の導入を推進した。2008年、橋下は、従来の単式簿記・現金主義会計による公会計制度について、「民間の収入と公会計の収入が全然違うことに非常に戸惑いを感じる」と発言。その判り難さを指摘[45]。
「複式簿記・発生主義会計」は近代経済の根幹だと僕は理解しており、うちのようNPO法人も例外ではないですが、今も自治体の多くは「単式簿記・現金主義会計」なようです。
現場からは以上です。
今年も薔薇を見に。香りを伝えたいけど、伝え切れない。