きずなメール・プロジェクト 代表のblog

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第3回「ポスト申請主義について考える会」の情報共有

 

申請主義,ポスト申請主義,スティグマ,援助要請能力


「申請主義」とは、行政や福祉の支援やサービスを受ける際、基本的に「申請」を必要とすること。当たり前かもしれませんが、このプロセスが過度になると、本来、支援・サービスが必要な人が受けられず、結果的に日本国憲法25条で保障されている生存権を脅かされるケースがあります。

 

その「申請主義」について考える「ポスト申請主義を考える会」3回目。今回は過去最大の12人。社会福祉分野、NPO、行政、新聞記者、WEBメディア、大学、ITベンチャーなど多士済々が、「申請主義」という検索ボリュームが少ない未分化なキーワードで議論する状況が刺激的です。

 

いつものようにスタッフへの情報共有として個人メモ。★は僕の感想です。

 

*  *  *


・3回目のこの日は、1回2回で少しずつ形になってきことを具体的なアクションにするため、着手すべきことや分業について話し合われた。
・横山さんが、受給のために行政に申請が必要な制度をざっと調べてデータベースを作成。その制度数はざっと90。
★!!!! 子ども関連でも5制度ある。書類整えるだけでも大変。
・社会化イベントについても検討。会場やファンドレイジングの話になったところで、クラウドファンディングによる凄い提案があり、皆ワクワク、僕もワクワク(^^)
・グループの会計、ガバナンスにも話が及び、Vision、Mission の言語化も必要と。
★やはりこれ欠かせない
・後半。今回初めて会う人もいるということで、改めてこの会に参加する個人の想いや動機について共有する時間に。
★参加者の【当事者感】が伝わってきた。実際に「申請」のたらい回しでリアルに苦労をされた方。うまく制度を利用できず、犯罪者になっていく人を目の前で見た方。難病の当事者の方も複数名。

 

*  *  *

 

僕自身は、支援を受ける際に生じる「申請=認定」のプロセス、「支援する/支援される」関係性についての課題感が主な参加理由。「申請主義」は、このワードだけにとどまらない複合的な何かがあると感じています。

 

issue だけにフォーカスした場に対し、それぞれがそれそれの立場からできることを投げかけたり打ち返したり。call and response で場が作られていく手応えを感じます。

 

 

 

【参考】

note.mu

kizunamail.hatenablog.com

kizunamail.hatenablog.com