あけましておめでとうございます。元旦の今日は、昨年書きかけの読書メモをアップしてしまいます。
僕より10歳以上若い書き手。難しい話を、わかりやすく整理してくれる手際のよさに時代の変化を感じます。
同書で忘れたくないのは、二つ。
①「人間は過剰だ」
そう思ってましたし、思います。同書にはAmazonで本日現在レビューが665個ついているので、近い考えの人が少なくとも600人くらいはいるらしいということ。自分だけじゃないと思えてよかった。
②「対象a」
ラカンの考えだと初めて知りました。外部から与えられた欲望のカタチ、といえばいいでしょうか。人間の社会的な欲望は、自分が欲しているか他人の欲望をなぞっているか、実はよくわかりません。僕の頭の中は「対象a」だらけ。他人の欲望に翻弄されています。考えを組み立てるとき使えそうな概念(ツール)です。
他、「それっぽい」「カマしてくる」「カッコつけ」などの言葉遣いも、雑ではなく、丁寧に説明するために使われているので、説得力がありました。
これをまとめて、ようやく元旦です。今年もよろしくお願いいたします。