きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

お客さんがいるにも関わらず、事業が終わったことへの驚き。

先日、顧客(customer)1000万人を超える企業の経営者の方と話す機会をいただきました。

そのとき、自治体を事業対象とすることに意欲があるかをお聞きしたところ、「社内に手がける人がいないし、customer向けのサービスをやってきた」(のでなんともいえない)というニュアンスの答えでした。

一般的なビジネスモデル分類でいうと、その企業はいわゆる「B to C」(business to customer)。きずなメール事業は「B to B to C」。前者の収益は概ね「Cの数」で決まりますが、後者は「B の評価」で決まります。

きずなメール事業では、かつて「C」の数は十分だったにもかかわらず、「Bの評価」につがならくて事業終了した自治体がありました。「お客さんがいるにも関わらず、事業が終わる」のは僕には衝撃でした。「Bの評価」の曖昧さ、生活感覚からの距離の遠さ感じました。

現在は、「B」「C」両方に価値を感じてもらえるにはどうしたらいいかを考えて、「網の目を詰める」というアクションに団体で取り組んでます。最前線で、体を張って取り組んでくれる現場の皆さんに感謝。

少しずつ波及効果の兆しが見えていると感じるのは、僕だけでしょうか。

枝の複雑。

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