きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

「子育て応援メール」から脱却します。

2003年:アメリカに住んでいた妻の友人が、妊娠した妻に、「The Pregnancy Journal」という「胎児の成長を毎日紹介している本」をプレゼントしてくれました。

2006年:「The Pregnancy Journal」の翻訳本「安心マタニティブック」が発売されました。

翻訳本の企画者は妻である松本ゆかり、受け止めくれたのは永岡書店さん。

この前後、妻が「胎児の成長をメールで毎日届ける」というアイデアを思いつきました。

2007年:僕は転職してWEBコンテンツ制作会社に。ここでHTMLやメール配信の仕組みを学びました。

2010年:「「社会を変える」を仕事にする ― 社会起業家という生き方 」を読み、「胎児の成長をメールで毎日届ける事業」をNPOとして起業することに。そのためのコンテンツ執筆を妻が引き受けてくれました。僕は退職して、貯金でステップメール配信システムを依頼たとことろ、50万円で引き受けてくださいました。
2010年11月3日:いいお産1103の日に団体設立。といっても、妻と二人で「この日を設立日にしよう」と決めただけの普通の日でした。

※ここまでの経緯はこちらにもあります。私たちについて | きずなメール・プロジェクト

2011年3月1日:パイロット版「今日のベビママ@きずなメール」の配信開始。といっても誰も知らないので、Twitterで宣伝して、読者を募りました。

2011年3月11日:東日本大地震発災。

2011年4月1日:NPO法人化。

2013年4月1日:SVP東京さんなど多くの人に支援していただくなかで東京都文京区が採用してくれて、2013年4月1日から「文京区子育て応援メールマガジン」が始まりました。

* * *

そして10年経ちました。

受け取る側にとっては「子育て応援メール」「子育て応援LINE」のままですが、届ける側が目指すものは変化しています。「情報発信」から「ゆるやかなつながり」へ。さらに事業体としての、この問いへ。

「ゆるやかなつながり」それ自体を事業として継続可能か?

この問いへの最初のアクションが、タイトルの《「子育て応援メール」から脱却します。》です。団体内ではすでに脱却していると思っていますが、団体の外ではまだなので、これを皆で変えて行きます。

 

漢字で書けない「躑躅」。もうすぐ終わりますね。

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