きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

言葉が変わると、社会が変わる。言葉を変えて、社会を変える。

言葉が変わると、社会が変わります。「精神分裂病」は「統合失調症」へ、「痴呆症」は「認知症」と言い換えることで、当事者への偏見が減りました。海外ではスティグマ(負のラベリング)軽減策として、法律を名称変更した例もあります。

韓国:生活保護法→国民基礎生活保障法(1999)
ドイツ:社会扶助法→求職者基礎保障法(2005)

でも法律の言葉を変えるには時間がかかります。それは別途やっていくとして、まず自分たちの言葉を変えていくことで、少しずつに社会を変えて行くことはできないでしょうか。

…できますね。問いで終わらせるのではなく、今からまず僕がやればいいのでした。手始めに

児童虐待→社会的マルトリートメント

に変えるところからやってみます。理由は下記に。

kizunamail.hatenablog.com

細かいアクションのイメージは、以下の通り。

・団体の動きに組み入れられないか、スタッフの皆さんに相談してみる。

・ブログなどで「児童虐待」と書く必要があるときは、可能な限り「社会的マルトリートメント(児童虐待)」として表記する。

・仕事上のテクニカルタームとして使ってみる。

この言葉を聞いた人が「?」な顔をしたら、それは社会に問いを立てたということになります。さらに「なぜこの言葉を使うのか」の説明を通して、普通に暮らしていたら視界に入りにくい問題についてついて伝えられる可能性も出てきます。

ということでさっそく、自分のTwitterアカウントでやってみました。

https://twitter.com/yukkiestar

もうひとつ思い出しました。「変えていく」には「使わない」も含まれますね。これも意識していきたいと思います。

暖冬の年の夜桜。

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