きずなメール・プロジェクト 代表のblog

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「協同組合入門」読書メモ

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協同組合という仕組みに興味があるので、先日、近くのコープで「組合員になりたいのですが」と申し込んで、組合員になりました。ご近所さんにこの話をしたら、貸してくれたのがこの本。

 

協同組合入門―その仕組み・取り組み

協同組合入門―その仕組み・取り組み

  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本
 

2006年と古いですが、わかりやすい入門書でした。以下備忘メモ。

 

* * *


・農協、漁協も協同組合。農協、漁協は一次産業=生産サイドの協同組合、生協は三次産業=消費者サイドの協同組合。
・それぞれ、農協法、漁協法、生協法の根拠法令がある。

・農協と生協の「購買高」は年間3兆円。(↓写真)

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・労働者の協同組合がワーカーズ・コレクティブ。根拠法令は未整備。
・協同組合の基礎単位が「単位組合」。それらは全国的な連合会ネットワークになっている。
・さらにその上部組織「国際協同組合同盟」(ICA=International Co-operative Alliance)がある。
★協同組合の「国連」みたいなの。
・「協同組合のアイデンティティに関するICA声明」
https://jccu.coop/about/vision/ica.html
★協同組合の「国連憲章」のようなもの。素晴らしい内容で、NPOの行動指針としても使えそう。
・イギリス、ロバート・オーエンの思想の影響で試行錯誤があった。1844年設立「ロッチデール公正先駆者組合」が最初の成功例。
・1895年ICA設立、1937年「協同組合原則」、1966年改訂、1995年に100周年見直しで「声明」に。