きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

「多様性」という言葉の意味を、子どもとの関わりのなかで理解した。

 

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・「多様性」という言葉の意味を、子どもとの関わりのなかで理解しました。
・彼は生魚が苦手、僕は好き。貝や魚卵なども同様。
・味覚は、教育では変えられない生理的嗜好。親子でも同じではない。別の人間です。
・彼は教科書の音読が苦手です。見ていると、間違うのはひらがな。漢字を覚えるのは早い。
・僕は編集者でしたが、今でも校正が苦手。間違うのはのはたいてい、ひらがなの助詞。てにをは。
・彼は人の顔もよく覚えています。相貌失認の逆。
・ジグソーパズルで、母娘が何時間もかけて見つけられなかったピースを、彼は短時間で見つけていました。
・ひらがな、漢字、人の顔、ジグソーパズル。「形」「色」の認識は、僕らが知っているより多様だと推論できます。検索したかぎり、こういうことに関するまとまった知見には出会えませんでした。あったらぜひ知りたい。


・「ひらがな」の話に戻ります。こんなことを考えている時、「きずなメール やさしい日本語版」のクラウドファンディングで力強い支援をしてくださったアルファサード株式会社野田社長のブロ記事に出会いました。

junnama.alfasado.net

・「たいことばち」「あるみかんのうえにあるみかんをもっていって」。ひらがなだけの文字列から「意味のまとまり」をつかみだすのは、そもそも簡単ではないことがわかります。
・↓の画像は、ひらがなの「意味のまとまり」の別の視点。

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・「一人一人の見え方は違う」。さらにいうと、「一人一人世界の感じ方は違う」。
・「ユニバーサルデザイン」は「一人一人の見え方は違う」「一人一人世界の感じ方は違う」こと前提に設計されたもの。「やさしい日本語」は「ユニバーサルデザイン」。
・音読を「間違った」とするか、伝えたいから、わかりやすく加工するか。多分どちらも大事。バランスの問題。
・近くにいる人が、多様性を教えてくれた。55歳の僕も、世界の多様性の一部であることに悦びと安心を感じます。これを読んでくれているあなたも、多様性の一部です。
・こういう世界の有り様が面白いし、こう感じられることに感謝。

 

ちなみに、こんなブログを書いて、見直しても、ひらがなはよく間違います。見つけたらぜひ教えてください。

 

(ここまで20分)