「明日の準備した?」
「洗濯物出した?」
「掃除した?」
昨日君にかけた言葉です。社会的です。父は君を社会化しようとしています。こういうことを言い続けていると、いずれ道徳も説き始めるのかな、との予感もあります。
「成長」とは、下から上にのびること。成長を測るには「物差し」が必要です。この物差しを君の心や行動に当てることに、ためらいがあります。組織や社会への適合度を「成長した」と認定する文脈には抵抗感があります。「成長」は変化のバリエーションです。
父が言わなくても、君が明日の準備ができて洗濯物を出せて掃除できたら、父は君を「成長した」と認定するかもしれません。「組織や社会への適合」したかもしれません。適合した方が生きやすいかもしれません。
ただこれは、父の物差しです。この物差し、君が嫌なら、いつか君は違う物差しを持ってきたり作ったりしてもいいのです。父もそうしてきたし。
でも今は、ひとまずこの物差しでお願いします。
今だけの期間限定、日本という地域限定の物差しですが。
温泉の黒玉子。