きずなメール・プロジェクト 代表のblog

顔と名前を出す人生です。

言葉にならない前提

・ある文化集団がいる。とくに活発に話しているわけではない。どちらかというと言葉数は少ない。言葉にならない前提を共有して、行動しているのはわかる。何もいわないけど、信頼しあっているのはわかる。その集団のやることは創造的で面白い。いろんな可能性を秘めていそう。

・このときの「言葉にならない前提」ってどんな感じだろうか。

・「きずなメールをいかにして男性に読んでもらうか」がissueとして前景化してきた。

・だから「パパにも登録を勧める」「パパ向けチラシをつくる」「パパ向けきずなメールをつくる」のはひとつの選択肢だけど、全てではない。

・きずなメールは母親を「一次読者」として想定した文章ではあるけど、父親や祖父母を「二次読者」としても十分に役立ててもらえる。10年前から、「母親に限らず、その子どもに関わる人はみんなで登録して読んでください」と伝えてきた。

・だから僕らのほうが、「その子どもに関わる人はみんなで登録して読んでください。(★そういうものだし、そう作っています★)」という前提で行動する。(★そういうものだし、そう作っています★)という部分は言わない。ただ前提として、行動する。

・想像してみる。夫婦で、母子手帳をとりに来てくれた。「もしよかったら、きずなメールにも登録してくださいね」とおすすめしながら、チラシやカードを手渡しする。女性の方は登録してくれた。窓口の方は、当たり前のように、「もしよかったら」と男性にも勧める。このとき、特別感はなく、当たり前にお勧めする。

・このときの、「当たり前」の「言葉にならない」、いや「言葉にしない」ことが、その「前提自体」を雄弁に物語り、目の前の人に響く。

・このアクションが増えてきたら、それは「常識」が変化したということではないだろうか。と想像してみた。

 

ギリシャラガービール、旨し!

(所要時間30分くらい)

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